なぎさ心理相談室|宇都宮の心理カウンセリング

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「強迫症の新しい治し方」録画を見ての質問の回答 その2

質問4.強盗・傷害の被害恐怖のある女性が、夜自宅周りで歩いてる人の足音や話し声がすると立ち去るまで眠れない、という症状についても言語的価値低減法は有効ですか?

回答4.この強盗傷害恐怖が、現実の被害に遭われた方なのか、身近な人で体験した人なのか、つまりトラウマとして治療をすべき体験をお持ちかどうかで対応を変えます。トラウマとしての実態がなく、強迫的な思考にとらわれているのだとしたら、足音は強盗に入られるかもね、ハイハイというのは有効です。ただし、眠りを妨げているとしたら、それにはシャッフル睡眠法と呼ばれるもので眠りに入る練習を同時に教えます。この睡眠法については岡嶋のホームページに詳細を書いています。

質問5.宿題はどのように設定しますか?また、宿題に使用するシートなどがあれば参考にさせていただきたいです。

回答5.宿題については、例を動画の中でも示していたと思います。シートはSVを受けていただいた方にはそのケースに合わせた宿題の出し方として指導しているので、使用するシートはすべてテーラーメイドです。

質問6先日のカドカワのサイバー攻撃にて情報流出した学校に進学予定のお子さんについて、芸術関係の学校のため情報流出=作品流出を恐れて進学を辞めることも考え始めています。言語的価値低減法を導入したいと思いますが、認知的回避が強い場合はどう対応すれば良いでしょうか?

回答6.認知的回避への対処が、言語的価値低減法なので、それをやってくださいとしか言えませんが。具体的な心配事を聞き出して、それが起こるかもね、を言い続けてもらうだけです。お見せした心理教育用のシートには合言葉は悪いことは起こってから考えようと書いてあると思います。心理教育の最初にそこまで言って回避を逃さない包囲網をはるイメージです

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